V6・アニバコンに即して読む「それぞれの空」の話。


好きなんです。それぞれの空。
アニバコンの本編ラストがこの曲なんだよね。

V6の10周年の記念コンサート、本編のラスト。
バラードでしっとり、
じーんと来る感じで締めるのが定番だけど、
なぜ“それぞれの道を歩き出す”という切ない別れの歌を
10年間ありがとう、まだまだこれからも一緒にという
アニバーサリーコンサートの締めに持ってきたのだろうと
ふと思った。
そんなこといったら解散するみたいじゃんて、
ほんとに、ふと。

これはめちゃくちゃ愚問だと思うけど、
なんでかな?と思ったから自分なりに考えてみた。

井ノ原くんが初回A Disc3のインタビュー
セトリで一番好きな曲としてこれ挙げてて、
セトリ入りの経緯も言われてた。

アルバム曲多くなりすぎるし
バラードは入れどころが難しいから
好きだからやりたかったけど言い出せなかった、
仮セトリが出来てもうまく締まらなくて悩んでた時に
ふと誰かが「それぞれの空は?」と言い出して、
しっくり来たからそのままセトリ入りしたと。

井ノ原くんのお話からすれば
歌詞を吟味してどうこうとかで
セトリ入りしたんじゃないんだろうなと思った。
曲の雰囲気とかが合ってたって感じで。

あっさりとりあえずの答えは出ちゃったけど、
それじゃちょっとアレなので、
自分なりに解釈してみたい。

※以下全体的に抽象的な印象で漠然としてて
なんていうか言葉としてうまく掴みきれてなく
自分でもちょっとなに言ってるかわかんない感じ。

歌詞を読んでいくと、
1番サビ〜2番Aメロってもしかして
個々の仕事を確立し始めた時のことに
重なるんじゃないかなって感じ。
ちょっと感覚的でうまく言葉に出来ないんだけど。

デビュー最初期の頃って
トニカミだったり何人かで分かれることはあっても
グループの仕事がメインだっただろうと思う。

もちろん初めの方も個人の仕事って
まったくなかったわけではないと思うけど、
それでも個人の仕事ってのは徐々に徐々に増えてって、
確立されていったものってことになるだろうと、多分。

グループを離れた場で
それぞれ違うことをやり出すってなった時、
ある意味での馴れ合いでやれる
グループの活動とは違う緊張があったり、
個人になること自体、
チャレンジすること自体とかのいろいろに
戸惑いや不安があったりとかすると思う、
何にしても今までと違う新しいことやるっていうのは
やっぱりいつでも誰もがみんな不安だし。
それが1番サビ前半「新しいドア~戸惑う僕」。

これはほんとにただの想像だけど、
新しい仕事が入った時とかに
オファーを受けるか迷ったこと、
うまくやれるのか不安だったことがもしあるとしたら、
その時背中を押したのは
やっぱりメンバーだったんじゃないかなと。

比喩だけど背中の押し方っていろいろあって、
そっと送り出すこともあれば
あえて厳しく突き放したりもする、
でもだいたいどんな時でも根底には
優しさとか思いやりとかがあると思うんだけど。
それといつも背中を押すばっかりじゃなく、「手を離した」、
あえてなにも言わずに選択を見守ったことだって
多々あったはずで。

ここでいう「(身を切るような)優しさ」っていうのは多分
成長して帰って来なさいよ、
こっちでみんな待ってるから、みたいな、
送り出して離れて見守る親目線みたいなものなのかなと。
それを身を切られるように感じるっていうのは
ある種の親離れみたいなもので。
可愛い子には旅をさせよ的な。
ここまでで1番サビ後半「僕の背中〜忘れないから」。

で少し脱線して飛ぶけど、
そのあえて「手を離」すという「身を切るような優しさ」に
大サビ「ありがとう 君に言えるから」の心境に到れるのは
10年という歳月、節目ならではのことかもなと思います。

こういうふうに考えてると
健くんがV6とは?って聞かれた時
いつも言ってる“母体みたいなもの”っていうのが
よーくわかる気がするのよね〜。

で2番、「今の仕事にも少しずつ慣れて」。
それぞれ個人の仕事に慣れてきて、ということくらい。
「気の強さで~ゆずらない瞳」はメンバーそれぞれのこと。
職人気質って自分たちでも言ってるくらいだし、
信念もってしっかり軸を持ってるところは
ある意味での「気の強さ」、
そして「譲らない瞳」と言えるだろうと。

メンバー同士お互いの仕事は気にしてないし
だいたいなにやってるか知らないとは言ってるけど、
まったく気にしてないってことはやっぱりなくて、
共演者さんたちに挨拶とか
差し入れしてたエピソードだったり、
MCとか雑誌とかで話に出したりしてるのを見るたび
会わない間でも「ふいに思い出した」りは
いつもしてるんだろうなって思う。

この曲自体は別れの曲でサヨナラを決めちゃってるけど、
結成~アニバコン当時までのV6に即して読むとするなら、
個々の仕事、得意分野はみんな違うものを
確立してきてるという意味で
「それぞれの道 確かな方角へ歩き出してる」けど、
個々の仕事が充実してもなお
6人全員が強制なんかではなく自らの意思で
グループであり続けることを選んでるという意味では
「それぞれの」といいつつ
6人は全員同じ道を歩いてるんだとも読めるかな。
てんでんばらばらに見えて
実は6人で並走してるみたいな。
え、なんか言いたいことと違う気がする。

「アイドルであること」から
岡田くんの気持ちが離れてしまったっていう時期は
事実として確かにあったようだけど、
それを無理に説得して引き戻したりはせず
黙って見守ったV5と
離れていったけれども
後にV5の見守る優しさに気づいた岡田くん、
ていう構図が特に、
この曲に当てはまるような気がすごくするんです。

一緒にいても離れてても
お互いの幸せを願い合う関係の6人だから、
「When you〜」の思いやるあたたかさが泣けてくるし、
「someone」は自分を含めた誰かを指す*2らしいので、
どうか誰か他の人と幸せでありますように~(他人面)、
じゃなく、
いつでも戻っておいで、
いつも味方でいるから(親みたいな顔)、
って雰囲気を感じてさらに泣けてくる。
いやここまでくると病気かな。変な読み方しすぎかも。
でもなんかここらへんとか見てると
離れて暮らす家族っぽい感じしてくるんだよなー。

なにが言いたいかあんまりまとまってないけど、
無理やりまとめ的なことをすると、
グループとしてのV6とメンバー個人の構図として読めば、
グループ活動と並行して個人の仕事を充実させてきた
裏にあったであろうメンバーの思いやり、
離れていても思い合う様子、
その優しさへの感謝として読めるから、
やっぱり10周年本編の締めにふさわしい曲だった!
ということであります。

だいぶ部分的でしかもニュアンス変わってくるけど
V6とファンの構図でも一応読めなくないかなと思ってる。
面倒くさいから書かないけど(笑)
もしそれが成立するとすれば
やっぱり思い合うV6とファン、
感謝し合うV6とファン、てことで
感動的なラストの曲ってことになるかなーなんて。

なんかうまく言えてない感がすごくもやもやしてるけど、
とりあえずこんなところ。以上終わり。
読み返してもあんまり意味わかんないけどまあよいです。

ほんとにいつ聴いても涙滲むほど大好き(病気)な曲だから、
いつか普通になんでこんなに泣ける曲なのかっていう
曲自体の素直な解釈もしたいなー。
と思ったり思わなかったり。

引用:V6 「それぞれの空」
アルバム『musicmind』収録、作詞 田形美喜子